Loxodon Warhammer / ロクソドンの戦槌 (3)
アーティファクト ― 装備品(Equipment) Tenth Edition,レア
装備しているクリーチャーは+3/+0の修整を受けるとともに、トランプルと絆魂を持つ。(それがダメージを与えるたび、そのコントローラーは同じ値のライフを得る。それが、自身をブロックしているすべてのクリーチャーを破壊するのに十分な戦闘ダメージを与える場合、あなたはその残りのダメージを防御プレイヤーに与えてもよい。)
装備(3)((3):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
Illus.Jeremy Jarvis (332/383)
Wisdom Guildより引用 http://whisper.wisdom-guild.net/card/710332/
この《ロクソドンの戦鎚》の強さは皆さんもよくご存じであろう。その強さはかの装備品《梅沢の十手》には劣るものの非常にパワフルである。この《ロクソドンの戦鎚》が場に出ればビートダウンに対して圧倒的に優位になるであろう。
しかし、この《ロクソドンの戦鎚》を禁止カードにすべきだ、と思っているのは筆者だけではないだろうか?
こういうことを言うと《梅沢の十手》すら禁止にはならなかったのに《ロクソドンの戦鎚》が禁止になるわけがないと、反論される読者も多くいると思う。
だが、本当にそうだろうか?
確かに《ロクソドンの戦鎚》はカードパワー的には歴代の禁止カードと比べ、十二分に低いことは承知している。
しかし、筆者が問題にしたいのは単純なカードパワーではなく殴ることによってライフが得られることである。
例えば、ライフが3で人間でいえば瀕死状態のAさんが、《ボガーダンのヘルカイト》に《ロクソドンの戦鎚》を装備し、《軍の要塞、サンホーム》を起動して《ボガーダンのヘルカイト》で攻撃したとすると、さきほどはまで瀕死状態であったAさんのライフはなんと19となり、もう健康そのものになる。
これはもう立派な人命軽視である。
一体どこに鉄のハンマーで殴る治療法があるというのか?瀕死状態の人間がいきなり健康になるなんてことはありえないのである。
もし、こんな光景を見て未来を担う大切な子供達は何を思うだろうか?
きっと「人間は死にそうになっていても、死なない。すぐに蘇ることができる」を思い込むに違いない。
実際に最近のデータでは多くの小学生が「人間は死んでも生き返れる。」と回答している。
すなわち、《ロクソドンの戦鎚》は多くの子供達に命の尊さを教えないばかりか、逆に人命軽視を促進する反社会的なものであると言えよう。
また、これはDCIのペナルティ・ガイドラインにある非紳士的行為でもあるだろう。故に《ロクソドンの戦鎚》に限らず未来を担う子供たちのためにも人命軽視的な呪文は禁止するべきである。
また禁止される前でも聡明な読者は使用をやめるべきであろう。
なんてことを私は欠片ほども思っていませんよ。
いわゆるジョークってやつです。
私はロクソドンの戦鎚大好きですよ。
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